施工事例

景観と耐久性、その両方を大切にした擁壁・欄干塗装工事

★擁壁・欄干塗装工事

【擁壁】
セラミガードNEO
【欄干】
ファインSI 弱溶剤2液型シリコン塗料(日本ペイント)
【期間】
13日
【悩み】
擁壁の汚れや色あせが目立つようになってきたので、景観を整えたい。

【ワンポイントの魅力解説】

擁壁には、古い塗膜が膨らんでいる部分がありました。
この状態でそのまま塗ってしまうと、
中に湿気がこもり、また同じように膨れてしまいます。
そこで今回は、
膨らんでいる塗膜を剥がせるだけ丁寧に剥がし、
セメントで下地を整えてから塗装を行いました。
仕上げには、水を弾きつつ、壁の中の湿気は外に逃がす塗料を使用。
せっかく綺麗に塗装しても、また膨れが起きてしまっては意味がありません。
そのため今回は、見た目だけでなく、
膨れが起きにくい状態をつくることを大切にしました。

欄干部分は、古い塗膜がボロボロに剥がれている状態でした。
このまま上から塗っても、すぐに剥がれてしまう原因になります。
そのため、サンダーを使って、剥がれる塗膜は徹底的に除去。
その後、下塗り材で下地をしっかり固めてから、仕上げの塗装を行いました。
塗装は、「塗る前の下地づくり」が何より重要になります。

塗装工事は、工事を始める前の「見極め」で工事の質が決まります。
・現在どのような状態なのか。
・汚れなのか、劣化なのか、
・それとも下地に問題があるのか。
現状を正しく把握することで、どの施工方法が最適かが決まります。

今回の工事では、擁壁や欄干の状態を確認した上で、
ただ塗り直すのではなく、
劣化を防ぎながら、見た目もきれいに整えることをミッションとして施工を行いました。

塗装工事において、洗浄と下地調整は仕上がりを左右する、とても重要な作業です。
どんなに良い塗料を使っても、
下地が整っていなければ、長持ちする塗装にはなりません。

擁壁には、塗膜が浮いている箇所が見られました。
この浮いた塗膜を残したまま塗装すると、後から剥がれや膨れの原因になります。
そのため今回は、浮いている塗膜を剥がせるだけ丁寧に剥がし、
塗装がしっかり密着する状態をつくってから、次の工程へと進みました。

欄干部分も同様に、古い塗膜が浮き、ボロボロと剥がれる状態でした。
サンダーを使用して、剥がれる塗膜は徹底的に除去。
「まだ塗膜が付いているように見える部分」も確認しながら、
下地を一度リセットするイメージで作業を行いました。

また、塗装を行う部分だけでなく、階段など塗らない箇所もしっかり洗浄しました。
汚れを落とし、全体を綺麗に整えることで、
仕上がりの印象が大きく変わります。

擁壁では、浮いていた塗膜を剥がしたことで、表面がデコボコした状態になっていました。
このまま塗装をしてしまうと、仕上がりが悪くなるだけでなく、塗膜の厚みにムラが出てしまいます。

そこで今回は、ひび割れ補修後、剥がしたあとの凹凸を平らに整えるため、セメントで下地形成を行いました。
一度で厚く塗るのではなく、1層目・2層目と分けて施工することで、
表面を均一にし、塗膜がしっかり密着する状態をつくっています。

下地形成後は、ペーパーをかけて表面をなめらかに調整。
このひと手間を加えることで、塗料が均一に乗り、
見た目も綺麗な仕上がりになります。

セメントを乾燥させた後は、下塗りを塗布し、塗料の密着性を高めてから、
仕上げとしてセラミガードNEOを2回塗布し、表面をしっかりと保護しました。

擁壁は、雨水や湿気の影響を受けやすい場所です。
そのため、水を弾くだけの塗料を使ってしまうと、内部に湿気がこもり、
膨れや剥がれの原因になることがあります。

セラミガードNEOは、表面はしっかり水を弾く、それでいて、壁の中の湿気は外へ逃がすという
「防水性」と「透湿性」を兼ね備えた塗料です。
今回は、下地の状態や環境を考えた結果、擁壁を保護しながら、膨れや劣化を起こしにくい塗料として、
セラミガードNEOを採用しました。

浮いている塗膜を丁寧に取り除いた後、エポキシ樹脂の下塗り材で表面をしっかりと固めました。
下塗りを何度かに分けて行ったのは、表面をしっかり固めるためと、
上塗り材が下地に吸い込まれすぎないようにするためです。
下地を整えておくことで、上塗り材がきれいに乗り、しっかりとした厚みのある塗膜に仕上がります。

仕上げには、弱溶剤シリコン塗料を2回塗布し、
見た目の美しさと耐久性の両立を図りました。
下地から丁寧に施工したことで、
ツヤのある、ピカピカとした仕上がりになりました。

今回の工事のポイント

今回の工事では、
ただ見た目をきれいにすることを目的とするのではなく、
「これから先も、安心して使っていただける状態にすること」を
一番大切に施工を行いました。

擁壁も欄干も、
表面だけを塗り直せば一時的に綺麗にはなります。
しかし、下地の状態を見極めずに塗ってしまうと、
膨れや剥がれといった不具合を
また繰り返してしまう可能性があります。

だからこそ今回は、
汚れや劣化の状態を一つひとつ確認し、
浮いている塗膜を取り除き、
下地をつくり直すところから丁寧に手をかけました。

時間も手間もかかる作業ですが、
見えなくなる部分こそ、仕上がりと耐久性を左右する重要な工程です。
その工程を省かずに行うことが、
結果として長持ちする塗装につながると考えています。

塗装という仕事は、ただ塗料を塗れば終わり、という単純なものではありません。
人の手で、心を込めて仕上げる仕事です。
だからこそ私たちは、
「どうすればこのお家がもっと長持ちするだろう」
「どうすれば施主様に誇らしく思っていただける仕上がりになるだろう」
そんな想いを持って、一つひとつの作業に向き合っています。

目の前のお家を“ただの一軒の現場”とは思っていません。
そこにはご家族の思い出があり、これからの暮らしがあります。
だからこそ、“塗り替え”を任せていただく責任を胸に刻み、誇りを持って施工しています。
お客様に「頼んでよかった」と心から思っていただくために。
そして、私たち自身が「この仕事は誇れる」と胸を張れるために。
──それが、カブラギ・デザインテックの塗装に込めている気持ちです。

【担当者のまとめ】

長い間お世話になりました。
カブラギ・デザインテック(株)で塗り替え工事をさせていただき、ありがとうございました。
これからも点検をさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。