施工事例

20年支えてくれたわが家に、安心のお手入れを。

★外壁塗装工事

【外壁】
フッ素革命(アステックペイント)
【付帯部】
ファインSI 弱溶剤2液型シリコン塗料(日本ペイント)
【価格】
約107万円
【期間】
約1か月 25人
【悩み】
築20年が経過し、そろそろ塗り替えをした方がいいかなと思いだした。

【ワンポイントの魅力解説】

築20年が経ち、「そろそろ塗り替え時では?」とのことでご相談いただきました。
調査の結果、外壁の色あせやシーリングの切れは確認できましたが、
今すぐ工事が必要というほどの深刻な劣化ではありませんでした。
ただ、函南町の助成金が使えるタイミングだったこともあり、
「せっかくならこの機会に綺麗にしたい」とのご希望で、工事をお任せいただくことになりました。
仕上がりのイメージとしては「白っぽい外壁にしたい」とのご要望があり、
既存サイディングの模様は塗りつぶしても問題ないとのことで、
全体を明るくスッキリした印象に整えるプランをご提案しました。
また、劣化が最も進んでいたのはシーリング部分。
このままでは雨水が入りやすくなるため、今回は 全て打ち替え で対応し、
耐久性の高い「オートンイクシード」を使用して、しっかり長持ちする状態に仕上げています。
仕上げの外壁には高耐久のフッ素塗料「フッ素革命」を採用。
耐候性に優れ、汚れにくく、美しさが長く続く仕様となっています。

今回のお住まいでは、
・シーリング材の切れ・破断
・破風板や幕板のチョーキング現象
など、経年による劣化がいくつか見られました。
これらは“すぐに大きな問題になるレベル”ではありませんが、
放置すると雨水が入りやすくなったり、基材そのものの傷みに繋がるサインでもあります。
塗装工事で大切なのは、
今の状態を正しく見極めて、どの工程をどこまでやるべきか判断することです。

塗装工事で最初に行うのが、外壁や屋根の「高圧洗浄」です。
この作業は仕上がりの良し悪しを左右する、とても大切な工程です。
長年の汚れ・ホコリ・コケ・カビ・古い塗膜の粉(チョーキング)などが残ったまま塗装をすると、
新しい塗料がしっかり密着せず、早い段階で剥がれや浮きが発生してしまいます。
そのため弊社では、
ただ表面を流すだけの簡易洗浄ではなく、
“これから塗る面を素地から整える” つもりで丁寧に洗浄を行っています。
また、塗らない部分であっても、
・土間
・玄関まわり
・塀やタイル部分
など、日頃の汚れが気になっている箇所も、できる限り一緒に洗い流します。
「塗る前より、工事後の方が家がキレイになっている」
これが、私たちが大切にしているこだわりです。
仕上がりの美しさは、この洗浄の丁寧さから生まれます。

付帯部は家の中でも風雨の影響を受けやすい箇所ですが、
今回は 浮き塗膜やサビは見られず、状態は良好 でした。
ただ、“状態が良い=そのまま塗っていい” というわけではありません。
塗料の密着性を高め、長持ちする仕上がりにするためには、
表面に細かな傷をつける“目荒らし作業”が必要です。
スポンジ研磨材を使い、
付帯部全体を均一にケレンすることで、
後から塗る塗料がしっかりと密着し、
剥がれにくく・長持ちする塗膜 をつくります。

外壁塗装に入る前に欠かせないのが、サイディング外壁に付きものの「シーリング工事」です。
古いシーリング材の上から増し打ちをしてしまうと、十分な厚みが確保できず、早期の切れや破断の原因になります。
そのため弊社では、必ず既存のシーリングをすべて撤去した上で、新しいシーリングを新設しています。
使用したのは、高耐候・高耐久性に優れた「オートンイクシード」。
長期間にわたって柔軟性を保ち、外壁の動きにしっかり追従することで、建物を雨水の侵入から守ります。

塗料の吸い込みが剥がしい外壁材のため、下塗り材を2回塗布して吸い込みを抑えました。
2回塗ることで上塗り材が薄膜になるのを防ぐだけでなく、下塗り材の塗り残しがないかを確認することもできます。
塗装は人の手で仕上げていく仕事です。
だからこそ、塗り残しやミスがないよう、一つひとつの工程を確実かつ堅実に進めていくことが大切だと考えています。
だから私たちは、下塗りから一切妥協せず、長持ちする仕上がりを追求しています。

下塗りの乾燥をしっかり確認したうえで、上塗り材には「フッ素革命」を使用。
フッ素革命を2回に分けて丁寧に塗布し、仕上げを行いました。
「フッ素革命」は、紫外線や雨・風による劣化を長期間防ぐ高耐久フッ素塗料です。
一般的なシリコン塗料に比べて耐候性・防汚性に優れており、長く美観を維持します。
日当たりの良い面や風雨にさらされやすい外壁でも、色あせやチョーキングが起きにくく、
お住まいをしっかり守ります。

今回の工事のポイント

築20年により外壁の色あせやシーリングの切れが見られましたが、
診断の結果、今すぐ工事が必要な深刻な劣化はありませんでした。
しかし、函南町の助成金が使えるタイミングであったことから、
「この機会にきれいにしたい」とのご希望で工事をお任せいただきました。
外壁は既存の模様を塗りつぶし、明るく清潔感のあるホワイト系で統一。
古いシーリングを撤去し、
弾力のある新しいシーリング材を打ち直して、目地からの雨水の侵入をしっかり防ぐ仕上がりにしています。
付帯部は塗料が密着しやすいよう、
表面を整える下地処理(ケレン)を行い、塗膜が長持ちしやすい状態に仕上げました。
助成金を利用したことで、
費用の負担を抑えながらも、家を長持ちさせるための工程にしっかりと予算をかけることができ、
下地から整えたことで、これからも長く安心して暮らせる外壁に仕上がりました。

塗装という仕事は、ただ塗料を塗れば終わり、という単純なものではありません。
人の手で、心を込めて仕上げる仕事です。
だからこそ私たちは、
「どうすればこのお家がもっと長持ちするだろう」
「どうすれば施主様に誇らしく思っていただける仕上がりになるだろう」
そんな想いを持って、一つひとつの作業に向き合っています。

目の前のお家を“ただの一軒の現場”とは思っていません。
そこにはご家族の思い出があり、これからの暮らしがあります。
だからこそ、“塗り替え”を任せていただく責任を胸に刻み、誇りを持って施工しています。
お客様に「頼んでよかった」と心から思っていただくために。
そして、私たち自身が「この仕事は誇れる」と胸を張れるために。
──それが、カブラギ・デザインテックの塗装に込めている気持ちです。

【担当者のまとめ】

長い間お世話になりました。
カブラギ・デザインテック(株)で塗り替え工事をさせていただき、ありがとうございました。
これからも点検をさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。