施工事例

見上げるたびに、“誇り”を感じる我が家へ。

★屋根・外壁塗装工事

【外壁】
フッ素革命(アステックペイント)
【屋根】
スーパー遮熱サーモフッ素(アステックペイント)
【付帯部】
ファインSI 弱溶剤2液型シリコン塗料(日本ペイント)
【価格】
約168万円
【期間】
約1か月 36人
【悩み】
1回目の塗り替えから、10年経過して、家全体の老朽化が気になりだした。

【ワンポイントの魅力解説】

弊社の新聞折り込みチラシをきっかけにご相談いただきました。
調査の際、玄関の軒天とベランダ下の軒天に雨染みが確認されたため、足場を設置後、
どこから水が廻っているのか?の雨漏り調査を実施しました。結果、笠木の穴、幕板の隙間から水が浸入し、軒天に染みが出ていることがわかりました。
そのため、単に上から塗装をするのではなく、水の侵入を防ぐための雨仕舞をし、軒天の新設をしてから塗装を行いました。
上から塗るだけでも一時的には見た目が綺麗になりますが、また数年で軒天が水の影響でボロボロになってしまっては、本当の問題解決にはなりません。
私たちは「下地あっての塗装」という考え方を大切にし、見えない部分まできちんと直してから仕上げています。
また、今回の工事では函南町の助成金制度も活用いただき、費用面のご負担を軽減することができました。

しっかり雨仕舞をし、軒天を新設後、塗装工事に入りました。
今回のように雨漏りが原因で下地が傷んでる場合、塗装をしただけでは、またすぐに下地は傷んでしまいます。
雨水の侵入経路をしっかりと特定し、雨仕舞をし、下地を直したうえで塗装を行うことが大切です。
見えない部分の修繕をしっかり行い、下地を整えてから塗装を行うことで、
仕上がりの美しさだけでなく、家全体の耐久性・防水性も大きく向上します。

屋根塗装では、下塗りの工程がすべての仕上がりを左右します。
下塗り材の塗布量が不足すると、上塗り材の密着が悪くなり、塗膜の剥がれや早期劣化につながる恐れがあります。
そのため、屋根材がしっかり「濡れ色」になるまで丁寧に塗り重ねます。
こうすることで、屋根材の吸い込みが止まり、安定した下地づくりができます。
屋根は外壁に比べて、雨・紫外線・熱の影響を直接受ける過酷な場所です。
この段階で下地づくりを疎かにしてしまうと
上塗り材をどれだけ良いものにしても膜厚が確保できず、結果的に塗料の性能を十分に発揮できません。
だからこそ、私たちは下塗りから徹底した施工を行っています。
今回は、下塗り材を2回塗布したうえで、雨漏りや結露を防ぐための部材「タスペーサー」を挿入しました。

💡なぜタスペーサーを入れるのか?
スレート屋根の重なり部分は、もともと**雨水を排出するための“すき間”**があります。
しかし、塗装を行うと塗料がその隙間をふさいでしまい、
雨水の逃げ道がなくなってしまうことがあります。
その結果、屋根材の下に水が溜まり、雨漏りや内部の腐食を引き起こす原因となります。
このようなトラブルを防ぐために、タスペーサーを設置して通気と排水のための隙間を確保します。
見えない部分の小さな部品ですが、
このひと手間が、“長持ちする屋根塗装”を支える大切な工程です。

「高耐候性」「高遮熱性」を兼ね備えた 遮熱フッ素塗料 を、1回目・2回目と丁寧に塗布し、屋根材をしっかり保護しました。
下塗りの段階で吸い込みを抑えているため、塗膜に十分な厚みが出て、美しい光沢のある仕上がりになりました!
遮熱塗料を採用する理由は「快適さ」だけではありません。屋根材は夏場の強い熱で膨張と収縮を繰り返し、塗膜の劣化を早めてしまう大きな要因となります。
遮熱塗料を使うことで屋根表面の温度上昇を抑え、塗膜を熱から守ることで、より長持ちする屋根に仕上がります。
これにより屋根材自体の防水機能が回復し、雨・紫外線・熱といった厳しい外的要因から、長期間にわたって大切なお住まいを守ります。

外壁塗装に入る前に欠かせないのが、サイディング外壁に付きものの「シーリング工事」です。
今回は特に日当たりの良い西面で、シーリングの切れや破断が見受けられました。そのため、古いシーリング材をすべて撤去し、新たにシーリング材を打ち直しました。
古いシーリング材の上から増し打ちをしてしまうと、十分な厚みが確保できず、早期の切れや破断の原因になります。
そのため弊社では、必ず既存のシーリングをすべて撤去した上で、新しいシーリングを新設しています。
使用したのは、高耐候・高耐久性に優れた「オートンイクシード」
長期間にわたって柔軟性を保ち、外壁の動きにしっかり追従することで、建物を雨水の侵入から守ります。

外壁も屋根と同様に、下塗り材を2回塗布して吸い込みを抑えました。
2回塗ることで上塗り材が薄膜になるのを防ぐだけでなく、下塗り材の塗り残しがないかを確認することもできます。
塗装は人の手で仕上げていく仕事です。
だからこそ、塗り残しやミスがないよう、一つひとつの工程を確実かつ堅実に進めていくことが大切だと考えています。
だから私たちは、下塗りから一切妥協せず、長持ちする仕上がりを追求しています。

下塗りの乾燥をしっかり確認したうえで、上塗り材には「フッ素革命」を使用。
フッ素革命を2回に分けて丁寧に塗布し、仕上げを行いました。
「フッ素革命」は、紫外線や雨・風による劣化を長期間防ぐ高耐久フッ素塗料です。
一般的なシリコン塗料に比べて耐候性・防汚性に優れており、長く美観を維持します。
日当たりの良い面や風雨にさらされやすい外壁でも、色あせやチョーキングが起きにくく、お住まいをしっかり守ります。
また今回は、外壁を2色に色分けして仕上げました。
2階部分にはやわらかい印象のピンク色、1階部分には落ち着いた茶系色を採用。
明るさと安定感のバランスが生まれ、住まい全体にあたたかみと上品さが感じられる仕上がりとなりました。
日差しの当たり方によって色の表情が変わり、見る時間帯によっても違った雰囲気を楽しめます。

今回の工事のポイント

今回の工事では、雨染みの原因をしっかり調べ、
水の侵入経路を特定したうえで、下地から丁寧に直していきました。
屋根・外壁ともに下塗りを2回行い、塗料の密着性と耐久性を高め、
紫外線や雨風に強いフッ素塗料で仕上げています。
仕上げの色分けでは、2階をやさしいピンク、1階を落ち着いた茶色に。
明るさと温かみが感じられる、上品でやさしい印象の外観になりました。
また、今回の工事では函南町の助成金制度も活用いただき、費用面のご負担を軽減することができました。

仕上がりを分けるのは「技術」だけではなく「気持ち」
塗装という仕事は、ただ塗料を塗れば終わり、という単純なものではありません。
人の手で、心を込めて仕上げる仕事です。
だからこそ私たちは、
「どうすればこのお家がもっと長持ちするだろう」
「どうすれば施主様に誇らしく思っていただける仕上がりになるだろう」
そんな想いを持って、一つひとつの作業に向き合っています。

目の前のお家を“ただの一軒の現場”とは思っていません。
そこにはご家族の思い出があり、これからの暮らしがあります。
だからこそ、“塗り替え”を任せていただく責任を胸に刻み、誇りを持って施工しています。
お客様に「頼んでよかった」と心から思っていただくために。
そして、私たち自身が「この仕事は誇れる」と胸を張れるために。
──それが、カブラギ・デザインテックの塗装に込めている気持ちです。

【担当者のまとめ】

長い間お世話になりました。
カブラギ・デザインテック(株)で塗り替え工事をさせていただき、ありがとうございました。
これからも点検をさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します。