

築10年を迎えた2017年、まずは劣化が進みやすい屋根のみを先に塗装し、
外壁については状態を確認したうえで、「まだ塗装するには早い」と判断しました。
その後、5年が経過した2022年。
外壁の防水性やシーリングの劣化が見え始めたタイミングで、
外壁塗装をご提案・施工させていただきました。
サッシ廻りや外壁の目地に入っているシーリングは、雨水の侵入を防ぐための大切な役割を担っています。
劣化が進むと、ひび割れや隙間から雨水が入り込み、外壁の内側にダメージを与える原因になります。
そのため今回は、既存のシーリングをすべて撤去し、新しく打ち替えを行いました。
外壁の仕上げには、既存の外壁デザインをそのまま活かせるフッ素クリヤー塗料を採用しました。
色を塗り替えるのではなく、今の風合いや模様を残したまま、紫外線や雨から外壁を守ることができます。
「築年数が来たから」と一括りにするのではなく、今の家の状態を一つひとつ確認しながら、
今はここまでで大丈夫、という判断をお施主様と共有しました。
今回の外壁塗装は、外壁の状態を見極めたうえで、
本当に必要な工事だけを行った外壁塗装です。






今回の工事は、外壁の意匠を活かす“クリヤー塗装”が中心でした。
そのため、
・規定2回塗りのところを3回塗りで塗膜の厚みを確保
・細部は刷毛を使い、塗り残しを防止
・クリヤー塗装に適した“シーリング後打ち”施工
・3面接着を防ぎ、伸縮に対応できる目地構造
・プライマー塗布による密着性の確保
見た目だけでなく、
「なぜそうするのか」を考えながら進めた工事でした。
建物は日々、温度変化や揺れによってわずかに動いています。
その動きを想定し、塗膜とシーリングの相性まで考える。
回数を守ることよりも、
守れる塗膜をつくること。
仕上がりの美しさだけでなく、
これから先も安心して暮らしていただける状態にすること。
それが今回の工事で大切にしたポイントです。

